月詠龍

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2016年10月の記事は以下のとおりです。

空言の思想

想碕深弐さんの1st Album『空言の思想』のジャケットを担当させていただきました。
【M3-2016秋】 L-05a にて頒布されます。
多彩な音楽表現による”空言(むなごと)”の思想……
どうぞ、よろしくお願いします。
特設サイトはこちら


クロスフェードはこちら
メランコリーかつ独創的で、めっちゃカッコイイアルバムになっております!!

あれから音楽方面の方とコラボしたい、とずっと思い続けておりまして……
今回それがようやく実現する形となりました。

ジャケットは心象風景のようなイメージなので、誰もいない絵なのです。
いつも誰かがいる絵しか描いた事がなかったので、初めての挑戦。
自分の表現を封印して自分らしさをだす……それが、目標でした。

想碕さんの緻密ながらもポップなメロディ構成と、様々な想いの中で綴られた繊細な声の描写。
必見ですよ。

東北6県ろ~るショー!!in ねりまに行ってきました。
……っても練馬が地元なのですぐ近くだったりします。

ZABADAKの小峰公子さんの出演情報でしかも開催が地元だったので
これは行くしかない!と楽しみにしておりました。

ねりまアニメカーニバル
 

当日は、練馬では毎年恒例のアニメカーニバルです。 
しばらく見たりした後に会場の練馬文化センターへ。 
……っても昔からしょっちゅう行ってるおなじみの場所なんですけどね。 
とはいえこういう演奏を近くで見れる機会は貴重なのでドキドキ。

第一部。始まってすぐに、東京鹿踊の舞。
東北の伝統的な踊りのイントロに、お祭りの血が騒ぎ始める。
そして白崎映美さん他メンバーの登場。
白崎さんの会場を盛り上げぐんぐん引っ張っていくMCトークは
どーんと明るく!!パワーに溢れていてすごかった。
演奏も、東北民謡の節回しにジャズやロックンロール感満載で
パフォーマンスもお祭り騒ぎ、とっても盛り上がる!!

途中、平成狸合戦ぽんぽこの「いつでも誰かが」も演奏。
後にこの曲が実は白崎さんがヴォーカルを務めていた上々颱風の曲だったことを知り驚き。
意外な形でご本家の歌を聴くことができました。
まさに今回のこのお祭り騒ぎにピッタリな曲!!

休憩時間、物販コーナーを見るとZABADAKのアルバムが……!!
ここで第二部にあの曲をやるのかな、と期待が膨らむ。
まだ持っていなかった「いのちの記憶」と小峰さんの書かれた本を入手。
そして上々颱風のベスト盤アルバムも入手。 


第二部 、練馬の子供たちのチームによる元気いっぱいなよさこい節から始まる。

小峰さんのトークが入り、そして福島県民謡をZABADAKが大胆にプログレアレンジした
「相馬二遍返し」の演奏。
プログレにのせた力強いこぶし回し……アルバムでいつも聴いていたのですが
生で聴くと本当にカッコよくてシビれます……
曲中の面を使った舞のパフォーマンスも印象的でした。

そして続く曲はZABADAKの「はじめてうたったうた」。
まさかこの曲も演奏されるとは思わなくてびっくり……!!
初めてなのに懐かしく、日本民謡風でありながら異国風にも聴こえる不思議な曲で
こちらもいつも聴いていた大好きな曲。
いつもアコーディオンで演奏される部分は今回サックスで演奏されていたり
歌詞の部分は白崎さんと小峰さんが交互に歌っていたりと
今回のライブでも新らしく、そして懐かしい響きでした。

その後は、地元の練馬音頭に東京音頭と、次々と色んなチームが参加。
部隊にも巨大ななまはげが登場、そして最後の「まづろわぬ民」では
演奏者だけでなく踊りのチームやパフォーマンスの方たちも登場し
舞台は完全にカオスたっぷりな状態。
会場も参加型の大盛り上がりな感じですっごくパワーに溢れていました!!
いいことどーんと来い!!

演奏後も白崎さんのトークと会場の展開は自由な雰囲気があり最後まで
楽しませていただきました。


演奏終了後、サイン会があるそうなので参加。
小峰さんとZABADAKのかたみわけの事とか、少しお話をさせていただきました。

吉良さんとはお話する機会があったのですが
小峰さんとお話するのは今回が初めて……
お二人でのZABADAKを見れないままだったのが心残りだったこと、
とてもつらかったけど 今回の演奏で沢山元気をいただいた事を伝えた。
小峰さんも音楽の力に助けられた、と仰られておりました。

いのちの記憶 

そして今回入手した「いのちの記憶」に小峰さんの、そしてZABADAKの
サインを入れていただきました。
実はZABADAKファンとして、吉良さんにサインをもらいそびれていた事が
ずっと心残りだったのでとても嬉しかったです。

上々颱風 

上々颱風のベスト盤アルバムのほうにも、白崎さんのサインを入れていただきました!
朧烏じゃないほうの自分の名前も入ってるのでそこは帯で隠してます(笑)
お恥ずかしながら、上々颱風は今回初めて知ったので
東北民謡好きとしてもっと聴いていきたい!と思いました。

白崎さんと小峰さん 

撮影許可をいただいたので白崎さんと小峰さんお二人のショット。
近くで見ると、すごくエキゾチックな衣装!!

6県ろ~るショー、沢山元気をいただきました!!

 

「月夜のカーニバル」と「木漏れ日のカーニバル」に続く3日目は
Earth Wind &Music #35。
場所は月夜のカーニバルと同じEgg man east。


最初は「月猫とリュート」のパート。
曲も演奏も初めて聴くので、どんな感じかなとわくわく。

古楽器リュート奏者の久野幹史さんの演奏に、坂本美里さんの優しい歌声がとてもマッチしている。
リュートの演奏を間近で聴くのは初めてだったのですが、ギターとはまた違った、あたたかくやわらかい音色だなぁと感じました。
そして今回が初演奏という、新曲2つも披露。
片方はリュートの音色たっぷりの古楽的な感じ、もう片方の曲は
アイリッシュ調のノリの良い曲でどちらもとっても楽しめました。

続いては松本リョウスケさんとアイリッシュハープ奏者の木村林太郎さんによる
初コラボ「リョンタウロス」。
なんだか新種のギリシャの怪物のような名前……(笑)
今回はZABADAKのカヴァーをやるという事で
楽しみにしておりました。

もう、1曲目の「遠い音楽」から泣かせにきましたね……
とってもあたたかい音色と歌声でした。

そして続くカヴァーは空色勾玉の曲や秘密の花園の曲に「点灯夫」と
ZABADAKの物悲しく美しい曲の数々。

空色勾玉の「月の森」では間奏部分で森の雰囲気を出したいとのことで
誰かふくろうの声やオオカミの声の真似をできる方はご協力を、と呼びかけてましたが
結局お二人が自分でやってました(笑)
秘密の花園の「ヒースの丘」は大切な存在を失い、それに向き合う事もできないという
ZABADAKの中でも屈指の、とても悲しい曲……色々と、思い出してしまう。

合間のトークでは、吉良さんがいなくなってもう100日……という事を仰られており。
そして「wonderful life」……もう涙腺が限界でした。

最後は「夢を見る方法」松本リョウスケさんのイントロの歌い方、
やはり吉良さんに似てきたなぁと。

今でこそ、ケルト民族調やアイリッシュ音楽の奏者は増えてきたけれど
「遠い音楽」がリリースされた当時はまだ日本にアイリッシュ音楽が浸透する前で
演奏する人も、聴く人も、いなかった時代たったそうで。
ZABADAKは日本でのアイリッシュ音楽の、いわゆる先駆け的存在だったんだなぁと……

ギターとアイリッシュハープでのカヴァーはどれも「宇宙のラジヲ」に近い感じで、どれも素敵でした。

そして最後は「Loup-garou」。
こちらは本格的なアイリッシュ音楽の演奏。
ジグ、スライド、リールなどのアイリッシュ音楽にアレンジを加えたスタイルは
どれもが賑やかな音色とリズムで、自然と体が動いてしまいます。
この全身に呼びかけてくるような感じ……アイリッシュ音楽は
本当に素敵だなぁと、改めて思いました。

演奏後に「月猫とリュート」のアルバム を入手。
その時にお二人と色々とお話をさせていただいたのですが
月猫とリュートもまたZABADAKに影響を受けたユニットだったようで。 
そしてボーカルの坂本美里さん、実はSHOW BY ROCK!!に登場するバンド「ラペッジオート」の
リックス役(青いほうのわんこ)だったことを知ってびっくり。
曲の方向性が全然違うけど確かに声の感じは同じだったなぁと……

リョンタウロスのお二人ともお話をさせていただいたのですが
u-fullのyukaさんだけでなく松本リョウスケさんにも「龍の人」で
覚えていただけていてびっくりしました(笑)

今回演奏された「wonderful life」……松本リョウスケさんもあの日から
しばらく聴くことができなかったと仰られていた。
あの曲は吉良さんがいなくなった今聴くととっても重たくてつらくて……
でもそれだけ、吉良さんが残してくれたものはとってもあたたかくて、大きいんだなって
改めてそう感じました。

イベント準備でなかなか更新できない状態でした、すみません。
先日、3日間連続でライブを観に行っておりました。
ZABADAKのかたみわけ以来、なかなかライブに行く余裕がなかったので
その分たっぷりと音楽を楽しんできました。

そのうちの1日と2日がu-full、オオフジツボとリタによる
「月夜のカーニバル」と「木漏れ日のカーニバル」。

 

1日目の月夜のカーニバルはEggman tokyo eastでのライブ。

  

まるで地下鉄の入口のような雰囲気。

  

扉の前にはZABADAKの「ここが奈落なら、きみは天使」のジャケットが…!
そういえばこの場所はZABADAKゆかりの地でもあるんですよね…。

今回は到着が遅れてしまいすでに席が埋まっていたので立ち見。

最初はu-fullのパート。
生で聴くのは、6月のライブの時以来。
yukaさんの歌声とアコーディオン、フナハシダイチさんのギターと足鈴。
u-fullの世界観はいつ聴いても素晴らしい。

そしてyukaさんと藤野由佳さんの「ユカユカ」による
新曲「月夜のカーニバル」。
今回のライブの企画自体、元々ZABADAKの吉良さんが
「二人は絶対会ったほうがいいよ!」と言ってたことがきっかけとなったそうで
今回夢のコラボが実現した、とおっしゃられておりました。



アコーディオンの二重演奏による、あたたかくて可愛らしい音色。
心が弾む素敵なメロディ。もっと聴いていたいな。

MCトークでは相変わらずyukaさんのゆるいトークとフナハシダイチさんのツッコミを楽しませていただきました(笑)

次はオオフジツボとリタさんのパート。
一部の演奏者の方は、吉良さんが関わっていたユカキラリタの「よぶこえ」で知っていたのですが 
生で演奏を聴くのは今回が初めて。

1曲目の「Sinn Féin」の演奏で完全に虜になりました……。
ヴァイオリン、ギター、アコーディオンの脈動的な演奏にのせて
リタさんの力強い歌声が響く。本当にカッコイイ……
アイリッシュ音楽が大好きな自分の心は一発でわしづかみにされました。
よぶこえにも収録されていた「Sadalbari」も聴くことができて大満足。

そして吉良さんに曲を書いてもらったという「風の行方」。
イントロの壮大さからもうZABADAK感全快で、たまりません……
「遠すぎた10月」もノスタルジックで哀愁を感じます。
最初は10月のゴーヤとつけられていたそうな……

演奏ではとってもカッコよかった彼らですが、MCトークでは
まさに「音で語る芸人」と言わんばかりの賑やかさでそのギャップがまた(笑)
特にヴァイオリンの壷井さんのしゃべらずにひたすらヴァイオリンの音だけで
語っている様子は実にシュールでした。
ドヤ顔までヴァイオリンで表現してしまうとは……
最後は我慢できずにしゃべりまくってりました(笑)

最後のコラボパート。スコットランドとイングランドの戦争を歌った「Culloden's Harvest」は物悲しく美しく。
そしてu-fullのライブではおなじみ「ウサギのレストランは木の上月の下」、今回も演奏者たちの生き生きとした音色を聴けてたっぷり楽しませていただきました。
アンコールはアメリカ出身アイリッシュバンド「SOLAS」の「The Wind That Shakes The Barley」。
初めて聴きましたが情熱的なリズムが本当に盛り上がりました……!!

  

2日目の「木漏れ日のカーニバル」は音倉でのライブ。
入口はライブハウスというよりカフェのような雰囲気。

   

中はピアノも設置されていておしゃれな雰囲気。 

2日目のu-fullはチェロの奥村さんも加わりトリオ構成。
チェロの深みのある音が加わったことにより、昨日とは違う演奏を
聴くことができました。

そして2日目でのみ演奏された、風流な「
八十八夜の兎の歌留多」と
新曲の「花をあつめて」、どちらも素晴らしかったです。

MCトークではyukaさんがアルバム制作のためモンゴルを旅したときのお話。
夢の1つだったという星空の下でトイレを……という話はほかのメンバーに色々と突っ込まれてました(笑) 

オオフジツボとリタさんも昨日と同じように大迫力の演奏。
夜に演奏が控えているということでトークは控えめ、と思いましたが
相変わらずの賑やかさで楽しませていただきました(笑)

コラボ、アンコールも昨夜と同じ演目。
2日連続で演奏をたっぷりと堪能して大満足。 

今回のライブではZABADAKのカバーはされなかったものの
ライブのきっかけが吉良さんだったり、トークでも吉良さんの話題があがったり、そして吉良さんが書いた曲を演奏されたりと
その存在の大きさとあたたかさをこの場でも感じておりました。

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