月詠龍

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2016年10月19日の記事は以下のとおりです。

 

「月夜のカーニバル」と「木漏れ日のカーニバル」に続く3日目は
Earth Wind &Music #35。
場所は月夜のカーニバルと同じEgg man east。


最初は「月猫とリュート」のパート。
曲も演奏も初めて聴くので、どんな感じかなとわくわく。

古楽器リュート奏者の久野幹史さんの演奏に、坂本美里さんの優しい歌声がとてもマッチしている。
リュートの演奏を間近で聴くのは初めてだったのですが、ギターとはまた違った、あたたかくやわらかい音色だなぁと感じました。
そして今回が初演奏という、新曲2つも披露。
片方はリュートの音色たっぷりの古楽的な感じ、もう片方の曲は
アイリッシュ調のノリの良い曲でどちらもとっても楽しめました。

続いては松本リョウスケさんとアイリッシュハープ奏者の木村林太郎さんによる
初コラボ「リョンタウロス」。
なんだか新種のギリシャの怪物のような名前……(笑)
今回はZABADAKのカヴァーをやるという事で
楽しみにしておりました。

もう、1曲目の「遠い音楽」から泣かせにきましたね……
とってもあたたかい音色と歌声でした。

そして続くカヴァーは空色勾玉の曲や秘密の花園の曲に「点灯夫」と
ZABADAKの物悲しく美しい曲の数々。

空色勾玉の「月の森」では間奏部分で森の雰囲気を出したいとのことで
誰かふくろうの声やオオカミの声の真似をできる方はご協力を、と呼びかけてましたが
結局お二人が自分でやってました(笑)
秘密の花園の「ヒースの丘」は大切な存在を失い、それに向き合う事もできないという
ZABADAKの中でも屈指の、とても悲しい曲……色々と、思い出してしまう。

合間のトークでは、吉良さんがいなくなってもう100日……という事を仰られており。
そして「wonderful life」……もう涙腺が限界でした。

最後は「夢を見る方法」松本リョウスケさんのイントロの歌い方、
やはり吉良さんに似てきたなぁと。

今でこそ、ケルト民族調やアイリッシュ音楽の奏者は増えてきたけれど
「遠い音楽」がリリースされた当時はまだ日本にアイリッシュ音楽が浸透する前で
演奏する人も、聴く人も、いなかった時代たったそうで。
ZABADAKは日本でのアイリッシュ音楽の、いわゆる先駆け的存在だったんだなぁと……

ギターとアイリッシュハープでのカヴァーはどれも「宇宙のラジヲ」に近い感じで、どれも素敵でした。

そして最後は「Loup-garou」。
こちらは本格的なアイリッシュ音楽の演奏。
ジグ、スライド、リールなどのアイリッシュ音楽にアレンジを加えたスタイルは
どれもが賑やかな音色とリズムで、自然と体が動いてしまいます。
この全身に呼びかけてくるような感じ……アイリッシュ音楽は
本当に素敵だなぁと、改めて思いました。

演奏後に「月猫とリュート」のアルバム を入手。
その時にお二人と色々とお話をさせていただいたのですが
月猫とリュートもまたZABADAKに影響を受けたユニットだったようで。 
そしてボーカルの坂本美里さん、実はSHOW BY ROCK!!に登場するバンド「ラペッジオート」の
リックス役(青いほうのわんこ)だったことを知ってびっくり。
曲の方向性が全然違うけど確かに声の感じは同じだったなぁと……

リョンタウロスのお二人ともお話をさせていただいたのですが
u-fullのyukaさんだけでなく松本リョウスケさんにも「龍の人」で
覚えていただけていてびっくりしました(笑)

今回演奏された「wonderful life」……松本リョウスケさんもあの日から
しばらく聴くことができなかったと仰られていた。
あの曲は吉良さんがいなくなった今聴くととっても重たくてつらくて……
でもそれだけ、吉良さんが残してくれたものはとってもあたたかくて、大きいんだなって
改めてそう感じました。

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