月詠龍

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僕は絵や音楽と同じように、ゲームも立派な美術作品と捉えています。
今回から海外インディーズゲームを中心に
独創的で素晴らしい世界観を持つゲームについて
紹介がてら語っていきたいな、と思います。

今回紹介するのはスペインのBeautifun Gamesによる「Nihilumbra」。
パズル要素のある横スクロールアクション。

ss1

主人公は虚無(ヴォイド )から生み落とされた、意味を持たない存在。
自我を獲得し、虚無から世界へと逃れるところからゲームは始まる。

ss2

世界へと逃れた主人公は、かかしの姿を見て人の姿になる。
しかしそれでも、自分はこの世界ではよそ者に変わりはない。

このゲームは、世界観やBGMも素晴らしいのだけれど
何よりも大きいのは語り部の存在。

ss3

ss4

先へ進むたびに何者かが問いかけるように語り掛けてくる。
その冷たくあたたかい言葉どれもが非常に胸に突き刺さる。
虚無、孤独、絶望、自らの存在理由…
まるで自分の苦しみを体現しているかのようで
やっていて涙が出てきてしまう場面もあった。

ss5

ss6

しかし絶望ばかりではない。
主人公は世界に息づく「色」を手に入れる事で新しい能力を身に着ける。
世界に干渉し、学ぶことで成長していく。

ss7

ss8

主人公は自らを生んだ虚無(ヴォイド)に追われ、逃げていくことになる。
自分が逃げるたびに滅んでいく世界…
生きていることへの罪悪感。

ss9

自らに絶望しつつも、色彩を見つけ成長し前へと進んでいく
その旅路の果てにあるものとは…
ゲームを通じて自らの存在理由について考えさせてくれる
素晴らしい作品でした。 

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