ZABADAKの音楽

私は羊

zabadak-I
偶然にも未年である1991年にリリースされた「私は羊」。
「遠い音楽」やライブの後ということもあり
吉良さん曰く迷いがあった時期に制作されたそうで
他のアルバムとは少し違った雰囲気の曲も多い。
福島のリゾートスタジオでレコーディングされた。

1.小さい宇宙

ゆったりとしたあたたかいメロディに、純愛を美しい言葉で綴った
原マスミさん作詞による歌詞。
「まるでアジアの神話の 夜の女神のようだ」と表しているのが本当に美しい。

2.サンタ・サングレ

「サンタ・サングレ」とは聖なる血という意味。
上野さんのパートではやわらかく、だけれどどこか物悲しさを感じさせられ
そして中盤の吉良さんのパートではその悲愴感がより高まってくる。

3.砂の扉

哀愁を帯びた笛のメロディと情熱的なギターがノスタルジックさを感じさせる。
後の民族調プログレに通じる雰囲気のある曲。

4.私は羊

村一番の羊の娘を歌った、なんとも童謡的で可愛らしい曲。
牧歌的なメロディに乗せて上野さんが歌のお姉さんのように歌う。
Oh Din do do Dan~と繰り返し歌う所がリズミカルで楽しい。
それにしても、甘くやさしい声でメエと鳴くだけで酒場の男たちが駆けつけたり
心を掴むために村中が大騒ぎしたりと相当美人な羊さんだったようである。

5.遠い国の友達

ケルティックハープによる、アイリッシュ特有のどこか物悲しげな音色が
上野さんの歌にすごくあっている。

6.失われし者達へ

「遠い国の友達」と同じものを感じさせる曲ながら
ギターと吉良さんのボーカルによって強く悲愴的な曲調になっている。

7.夏を見渡す部屋

バラード調のしっとりと切ない曲。
メロとサビの調の変化が、雰囲気に広がりを見せている。

8.雨の音が聞こえる

ゆったりとした三拍子の曲。
間奏部分ではエレキギターが入り、この曲調の変化が不思議と心地よい。

9.天使に近い夢

ゆるやかなイントロから一転、至福に満ち溢れたような上野さんの歌声が
高く響き、一気に広がっていく入りが面白い。
所々に入るコーラスや声がより一層、幸福感を出している。

10.同じ海の色

寄せては返す、ゆるやかな波のような曲。
「永遠の色と 過ぎ去る日々の色」という表現が
変わらない海の情景を感じさせる。
間奏部分では突然7拍子に変わり、木琴と波の音による揺らぎがとても心地よい。

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