ZABADAKの音楽

遠い音楽

zabadak-I
MOON時代全盛期のZABADAKを代表するアルバム。
「心の治療」をテーマにしたそのアコースティックかつあたたかみのあるサウンドは
心の奥底まで癒しと安らぎを与えてくれる。
全曲がイギリスのリアル・ワールド・スタジオでミックスされた。

1.満ち潮の夜

冒頭からのリコーダーのメロディと上野さんのコーラス、そしてサビの
スラーズ・マリーツァ(Сразч МОлйтСЯ:ロシア語ですぐに祈る)と
呪文のように繰り返される言葉がフォークロアな世界観へと誘われる。
間奏の男声コーラスも良い。

2.夢を見る方法

吉良さんリードボーカルによるアイリッシュなナンバー。
アイロニーさをも感じさせる歌詞の問いかけが実にうまくハマっている。
間奏部分のヴァイオリンが実に生き生きしていて脈動間があり楽しい。

3.遠い音楽

今もなお色褪せず語り継がれるZABADAKの代表曲であり、屈指の名曲。
アコースティックであたたかみのあるサウンド、そして原マスミさん作詞による歌詞は
心の奥底に響くものがあり、本当の意味での「癒し」を感じられる。
素朴でありながら深みのあるこの音色にはどこか忘れられた感覚を呼び覚ますような
そんな音楽の力が詰まっているように思う。
「バイオスフェア 君の生命こそが 素晴らしい楽器だから―」

4.二月の月

ZABADAK曲中でも特に民族音楽調の要素が入った曲の1つ。
イントロのリコーダーのメロディからダイナミックなリズムが入り、そして上野さんが歌い上げる
幻想的かつ叙情的な歌詞が遠い楽園・常若の国(ティールナ・ヌォーグ)へと誘われる。

5.愛は静かな場所へ降りてくる

イントロの不思議な語りからゆっくりと広がっていく、とても清らかで神聖な曲。
上野さんのコーラスが静かな癒しを与えてくれる。
メンバーの間では「あいしず」と略されてたりする。

6.生まれた街へ

旅情と郷愁が交差する、不思議な感覚が懐かしくあたたかい曲。
アコギのメロディに吉良さんの歌声がノスタルジックで
サビ部分の盛り上がりがまた素晴らしい。

7.Sarah

この曲もまた清らかな印象の曲。上野さんのコーラスとアコギの音色が実に心地よい。
終盤には赤子の声が入り、どこか母性的な印象も。

8.Around The Secret

民族調変拍子が炸裂するアイリッシュな曲。
実に愉快でノリが良いが、童謡的な歌詞が実は結構怖い。

9.とぎれとぎれのSilent Night

曲名通り、珍しくクリスマスイメージの曲。
吹雪のように激しいメロディ、上野さんの冷たいコーラスの中
切ない想いを吉良さんが静かにアツく歌う。

10.harvest rain(豊穣の雨)

初夏の雨、命の恵みを感じさせる曲。
三拍子と四拍子の揺らぎの中、あたたかみと哀愁を帯びたサウンドとコーラスが
体に宿る季節や命の記憶を呼び起こすかのようで、限りない癒しを与えてくれる。

トップページへ戻る

コピーライト