インディーズならではの苦労や、その中でのこだわりや愛。
最近プレイしたタイトルの中で特にそれらを感じたものを。
今回紹介するのは「Owlboy」。
開発に8年以上もかかったというインディーズの大作。
主人公であるフクロウ族の少年、オータスは
生まれつき話すことができず落ちこぼれ。
何をやっても失敗ばかりの彼に師匠のアシオは失望している。
親友のゲディと共に海賊から村を救うため旅立つところから冒険が始まる。
このゲームの特徴は何と言っても圧倒的に美しいピクセルグラフィック。
大空と浮かぶ島々、木々や草花の動き、遺跡の壁画はもちろん
表情豊かで個性的なキャラクターたちの動きはどれもが愛に溢れている。
シーンに合わせたオーケストラサウンドも素晴らしい。
冒険の先でオータスは出会いと別れを繰り返し、成長していく。
努力が報われず、理不尽な運命に直面しながらも
失意の中で仲間たちと苦難を乗り越え立ち向かっていく……
その物語展開は王道ながらもとても心動かされるものがあった。
オータスに失望していた師匠のアシオも
悲劇と失意の中で次第に本心が明かされるようになり……
この師弟の描写に思わず涙腺が緩んでしまった。
終盤になるにつれ明かされていく海賊やフクロウ族の謎
そしてこの世界の根源に纏わる真実……
王道ながらも衝撃的な展開、そして心温まる仲間たちとのドラマは
忘れられないものになりました。
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