月詠龍

エントリー

ユーザー「oborokarasu」の検索結果は以下のとおりです。

先日、M3に行ってきました。
音楽大好きな自分としては何よりも楽しみな音楽即売会イベント……
去年の秋に行って、自分にとって非常に大きなきっかけとなったM3。
今回は自分自身もアルバムジャケットという形で手伝わせていただき
とっても緊張しておりました。 

M3  

今回のM3公式イラストはもふもふで可愛い!

会場オープンしてまずは今回ジャケットのお手伝いをさせていただいた
想碕深弐さんのブースに真っ先に向かう予定だったのですが
想碕さん、丸2日起きっぱなしで準備を進められていて
流石に限界が来ていて遅れて到着するとのこと……本当にお疲れ様です。

ひとまず、お目当てのサークルでアルバム集め。
今月にライブを観に行ったアーティストさん達のブースへも足を運ぶ。

去年のM3で出会って自分にとって大きなきっかけとなった
u-fullさんのブースへとご挨拶。
曲を聴いて絵本のイメージを描いてます、とyukaさんに伝えたときに
また一緒に演奏しましょうと言っていただけて(本当は新しい絵楽しみにしてますと言おうとして間違われていたみたいなのですが)
音楽をイメージして描いている自分にはなんだか嬉しい言葉でした。

月猫とリュートさんの所では、スマホにつけてたからすりゅうで
すぐに自分が誰なのかバレていたようでびっくりw
ライブで虜になった新曲のフランス語読み、ちゃんと覚えましたよ!!

アマギセーラさんの所にて 

そしてアマギセーラさんの所へご挨拶!
(右が歌姫のアマギセーラさん、左が作曲のゆうきさん)

アマギセーラさんとは、僕の絵を見てくださった事をツイッターで
伝えてくださりその時に知ったのですが
アマギセーラさんの曲と歌声はどれも幻想的で美しく心の琴線に触れるもので
民族音楽調多重コーラスが大好きな自分はもう一瞬で虜になり
大ファンになりました。
そして声の演技もされており、パンダの歌での声はとってもキュート!!

ここで初めてお会いしたのですが、すっごくハイテンションなお方で
まさかいきなり記念撮影を撮ることになるとは思いませんでしたw
毎日応援していた大好きな曲が入ったアルバムたちを入手!!
音楽の事とか絵の事とかZABADAKの吉良さんの事とか、いっぱいお話しました。
僕の絵本も見ていただいたのですが、このイメージで歌いたいと仰っていだだけたり、いつかコラボしましょうというお話をいただいて
本当に嬉しかったです…!!
全力で応援しております、絶対コラボしましょう!! 

一通りブースを回り想碕さんのブースへ一旦戻る。
すでに到着されていたようで、改めてご挨拶。
ジャケットデザインで沢山やりとりをしましたが、実際にお会いするのは初めて。
もう話す事話したい事が多すぎて言葉が尽きませんでした…!!
自分も大急ぎで準備のお手伝い。

ブース全体の様子 

アルバム 

自分の描いたイラストのアルバムが形に……本当感銘深いものでした。

CD部分  

実はCDの部分もデザインさせていただいてます。
とても綺麗に仕上げていただけていて嬉しいです。

この時点でのお目当ての所は大体回っていて特にする事もなかったので
急遽自分も売り子のお手伝いをすることに。
色んな方に想碕さんのアルバムを手に取っていただけて
自分もとっても嬉しかったです……!!

そして想碕さんと繋がりのあったアーティストさん達もいらっしゃって
自分もご挨拶させていただいておりました。
中には、自分がブース回ってるときに寄ったところの方もいらっしゃって
びっくり!!
音楽系の方と沢山繋がりができて、本当嬉しかったです!!
本当にあっと言う間のM3でした。

その後、想碕さんとお食事に行きつつ今後についての打ち合わせ。
絵と音楽、それぞれ形は違えど
お互いに型にとらわれない表現を目指していたので
お話していてずっと意気投合しておりました。
ご一緒にコラボできて良かったと心から思いました……!!

戦利品 

M3の戦利品、あまりに多すぎてすべて収まらないです……
もういろんな思い出がいっぱい詰まってます。

自分、音楽が大好きで音を紡ぎたいという想いが強くて。
それなのに絵を描くことぐらいしかできなくて……
7月のあの日のショックもあって、それでものすごく悩んでいるときが
ありました。
しかし、今回のM3で
いろんな音楽に触れて いろんな方とお話して
ミュージシャンの方と初コラボさせていただけて 売り子もさせていただけて
音楽側に携わることができて 音楽を通じて色んな方とつながる事ができて
それがもう本当に嬉しくて……
絵しか描けない自分でも音楽という場所にいる事ができるんだ、と感じました。
そして自分が目指していた「絵で音楽を紡ぐ」という夢に
一歩近づくことができたと感じました。

絵描きとして、音楽系の方ともっとコラボしたい。
素晴らしい音楽を広め、そして伝えていきたい。
そう決心しました。

僕は音楽に助けられた、と思います。
こんなにも変わることができたのだから。

ありがとう。 

空言の思想

想碕深弐さんの1st Album『空言の思想』のジャケットを担当させていただきました。
【M3-2016秋】 L-05a にて頒布されます。
多彩な音楽表現による”空言(むなごと)”の思想……
どうぞ、よろしくお願いします。
特設サイトはこちら


クロスフェードはこちら
メランコリーかつ独創的で、めっちゃカッコイイアルバムになっております!!

あれから音楽方面の方とコラボしたい、とずっと思い続けておりまして……
今回それがようやく実現する形となりました。

ジャケットは心象風景のようなイメージなので、誰もいない絵なのです。
いつも誰かがいる絵しか描いた事がなかったので、初めての挑戦。
自分の表現を封印して自分らしさをだす……それが、目標でした。

想碕さんの緻密ながらもポップなメロディ構成と、様々な想いの中で綴られた繊細な声の描写。
必見ですよ。

東北6県ろ~るショー!!in ねりまに行ってきました。
……っても練馬が地元なのですぐ近くだったりします。

ZABADAKの小峰公子さんの出演情報でしかも開催が地元だったので
これは行くしかない!と楽しみにしておりました。

ねりまアニメカーニバル
 

当日は、練馬では毎年恒例のアニメカーニバルです。 
しばらく見たりした後に会場の練馬文化センターへ。 
……っても昔からしょっちゅう行ってるおなじみの場所なんですけどね。 
とはいえこういう演奏を近くで見れる機会は貴重なのでドキドキ。

第一部。始まってすぐに、東京鹿踊の舞。
東北の伝統的な踊りのイントロに、お祭りの血が騒ぎ始める。
そして白崎映美さん他メンバーの登場。
白崎さんの会場を盛り上げぐんぐん引っ張っていくMCトークは
どーんと明るく!!パワーに溢れていてすごかった。
演奏も、東北民謡の節回しにジャズやロックンロール感満載で
パフォーマンスもお祭り騒ぎ、とっても盛り上がる!!

途中、平成狸合戦ぽんぽこの「いつでも誰かが」も演奏。
後にこの曲が実は白崎さんがヴォーカルを務めていた上々颱風の曲だったことを知り驚き。
意外な形でご本家の歌を聴くことができました。
まさに今回のこのお祭り騒ぎにピッタリな曲!!

休憩時間、物販コーナーを見るとZABADAKのアルバムが……!!
ここで第二部にあの曲をやるのかな、と期待が膨らむ。
まだ持っていなかった「いのちの記憶」と小峰さんの書かれた本を入手。
そして上々颱風のベスト盤アルバムも入手。 


第二部 、練馬の子供たちのチームによる元気いっぱいなよさこい節から始まる。

小峰さんのトークが入り、そして福島県民謡をZABADAKが大胆にプログレアレンジした
「相馬二遍返し」の演奏。
プログレにのせた力強いこぶし回し……アルバムでいつも聴いていたのですが
生で聴くと本当にカッコよくてシビれます……
曲中の面を使った舞のパフォーマンスも印象的でした。

そして続く曲はZABADAKの「はじめてうたったうた」。
まさかこの曲も演奏されるとは思わなくてびっくり……!!
初めてなのに懐かしく、日本民謡風でありながら異国風にも聴こえる不思議な曲で
こちらもいつも聴いていた大好きな曲。
いつもアコーディオンで演奏される部分は今回サックスで演奏されていたり
歌詞の部分は白崎さんと小峰さんが交互に歌っていたりと
今回のライブでも新らしく、そして懐かしい響きでした。

その後は、地元の練馬音頭に東京音頭と、次々と色んなチームが参加。
部隊にも巨大ななまはげが登場、そして最後の「まづろわぬ民」では
演奏者だけでなく踊りのチームやパフォーマンスの方たちも登場し
舞台は完全にカオスたっぷりな状態。
会場も参加型の大盛り上がりな感じですっごくパワーに溢れていました!!
いいことどーんと来い!!

演奏後も白崎さんのトークと会場の展開は自由な雰囲気があり最後まで
楽しませていただきました。


演奏終了後、サイン会があるそうなので参加。
小峰さんとZABADAKのかたみわけの事とか、少しお話をさせていただきました。

吉良さんとはお話する機会があったのですが
小峰さんとお話するのは今回が初めて……
お二人でのZABADAKを見れないままだったのが心残りだったこと、
とてもつらかったけど 今回の演奏で沢山元気をいただいた事を伝えた。
小峰さんも音楽の力に助けられた、と仰られておりました。

いのちの記憶 

そして今回入手した「いのちの記憶」に小峰さんの、そしてZABADAKの
サインを入れていただきました。
実はZABADAKファンとして、吉良さんにサインをもらいそびれていた事が
ずっと心残りだったのでとても嬉しかったです。

上々颱風 

上々颱風のベスト盤アルバムのほうにも、白崎さんのサインを入れていただきました!
朧烏じゃないほうの自分の名前も入ってるのでそこは帯で隠してます(笑)
お恥ずかしながら、上々颱風は今回初めて知ったので
東北民謡好きとしてもっと聴いていきたい!と思いました。

白崎さんと小峰さん 

撮影許可をいただいたので白崎さんと小峰さんお二人のショット。
近くで見ると、すごくエキゾチックな衣装!!

6県ろ~るショー、沢山元気をいただきました!!

 

「月夜のカーニバル」と「木漏れ日のカーニバル」に続く3日目は
Earth Wind &Music #35。
場所は月夜のカーニバルと同じEgg man east。


最初は「月猫とリュート」のパート。
曲も演奏も初めて聴くので、どんな感じかなとわくわく。

古楽器リュート奏者の久野幹史さんの演奏に、坂本美里さんの優しい歌声がとてもマッチしている。
リュートの演奏を間近で聴くのは初めてだったのですが、ギターとはまた違った、あたたかくやわらかい音色だなぁと感じました。
そして今回が初演奏という、新曲2つも披露。
片方はリュートの音色たっぷりの古楽的な感じ、もう片方の曲は
アイリッシュ調のノリの良い曲でどちらもとっても楽しめました。

続いては松本リョウスケさんとアイリッシュハープ奏者の木村林太郎さんによる
初コラボ「リョンタウロス」。
なんだか新種のギリシャの怪物のような名前……(笑)
今回はZABADAKのカヴァーをやるという事で
楽しみにしておりました。

もう、1曲目の「遠い音楽」から泣かせにきましたね……
とってもあたたかい音色と歌声でした。

そして続くカヴァーは空色勾玉の曲や秘密の花園の曲に「点灯夫」と
ZABADAKの物悲しく美しい曲の数々。

空色勾玉の「月の森」では間奏部分で森の雰囲気を出したいとのことで
誰かふくろうの声やオオカミの声の真似をできる方はご協力を、と呼びかけてましたが
結局お二人が自分でやってました(笑)
秘密の花園の「ヒースの丘」は大切な存在を失い、それに向き合う事もできないという
ZABADAKの中でも屈指の、とても悲しい曲……色々と、思い出してしまう。

合間のトークでは、吉良さんがいなくなってもう100日……という事を仰られており。
そして「wonderful life」……もう涙腺が限界でした。

最後は「夢を見る方法」松本リョウスケさんのイントロの歌い方、
やはり吉良さんに似てきたなぁと。

今でこそ、ケルト民族調やアイリッシュ音楽の奏者は増えてきたけれど
「遠い音楽」がリリースされた当時はまだ日本にアイリッシュ音楽が浸透する前で
演奏する人も、聴く人も、いなかった時代たったそうで。
ZABADAKは日本でのアイリッシュ音楽の、いわゆる先駆け的存在だったんだなぁと……

ギターとアイリッシュハープでのカヴァーはどれも「宇宙のラジヲ」に近い感じで、どれも素敵でした。

そして最後は「Loup-garou」。
こちらは本格的なアイリッシュ音楽の演奏。
ジグ、スライド、リールなどのアイリッシュ音楽にアレンジを加えたスタイルは
どれもが賑やかな音色とリズムで、自然と体が動いてしまいます。
この全身に呼びかけてくるような感じ……アイリッシュ音楽は
本当に素敵だなぁと、改めて思いました。

演奏後に「月猫とリュート」のアルバム を入手。
その時にお二人と色々とお話をさせていただいたのですが
月猫とリュートもまたZABADAKに影響を受けたユニットだったようで。 
そしてボーカルの坂本美里さん、実はSHOW BY ROCK!!に登場するバンド「ラペッジオート」の
リックス役(青いほうのわんこ)だったことを知ってびっくり。
曲の方向性が全然違うけど確かに声の感じは同じだったなぁと……

リョンタウロスのお二人ともお話をさせていただいたのですが
u-fullのyukaさんだけでなく松本リョウスケさんにも「龍の人」で
覚えていただけていてびっくりしました(笑)

今回演奏された「wonderful life」……松本リョウスケさんもあの日から
しばらく聴くことができなかったと仰られていた。
あの曲は吉良さんがいなくなった今聴くととっても重たくてつらくて……
でもそれだけ、吉良さんが残してくれたものはとってもあたたかくて、大きいんだなって
改めてそう感じました。

イベント準備でなかなか更新できない状態でした、すみません。
先日、3日間連続でライブを観に行っておりました。
ZABADAKのかたみわけ以来、なかなかライブに行く余裕がなかったので
その分たっぷりと音楽を楽しんできました。

そのうちの1日と2日がu-full、オオフジツボとリタによる
「月夜のカーニバル」と「木漏れ日のカーニバル」。

 

1日目の月夜のカーニバルはEggman tokyo eastでのライブ。

  

まるで地下鉄の入口のような雰囲気。

  

扉の前にはZABADAKの「ここが奈落なら、きみは天使」のジャケットが…!
そういえばこの場所はZABADAKゆかりの地でもあるんですよね…。

今回は到着が遅れてしまいすでに席が埋まっていたので立ち見。

最初はu-fullのパート。
生で聴くのは、6月のライブの時以来。
yukaさんの歌声とアコーディオン、フナハシダイチさんのギターと足鈴。
u-fullの世界観はいつ聴いても素晴らしい。

そしてyukaさんと藤野由佳さんの「ユカユカ」による
新曲「月夜のカーニバル」。
今回のライブの企画自体、元々ZABADAKの吉良さんが
「二人は絶対会ったほうがいいよ!」と言ってたことがきっかけとなったそうで
今回夢のコラボが実現した、とおっしゃられておりました。



アコーディオンの二重演奏による、あたたかくて可愛らしい音色。
心が弾む素敵なメロディ。もっと聴いていたいな。

MCトークでは相変わらずyukaさんのゆるいトークとフナハシダイチさんのツッコミを楽しませていただきました(笑)

次はオオフジツボとリタさんのパート。
一部の演奏者の方は、吉良さんが関わっていたユカキラリタの「よぶこえ」で知っていたのですが 
生で演奏を聴くのは今回が初めて。

1曲目の「Sinn Féin」の演奏で完全に虜になりました……。
ヴァイオリン、ギター、アコーディオンの脈動的な演奏にのせて
リタさんの力強い歌声が響く。本当にカッコイイ……
アイリッシュ音楽が大好きな自分の心は一発でわしづかみにされました。
よぶこえにも収録されていた「Sadalbari」も聴くことができて大満足。

そして吉良さんに曲を書いてもらったという「風の行方」。
イントロの壮大さからもうZABADAK感全快で、たまりません……
「遠すぎた10月」もノスタルジックで哀愁を感じます。
最初は10月のゴーヤとつけられていたそうな……

演奏ではとってもカッコよかった彼らですが、MCトークでは
まさに「音で語る芸人」と言わんばかりの賑やかさでそのギャップがまた(笑)
特にヴァイオリンの壷井さんのしゃべらずにひたすらヴァイオリンの音だけで
語っている様子は実にシュールでした。
ドヤ顔までヴァイオリンで表現してしまうとは……
最後は我慢できずにしゃべりまくってりました(笑)

最後のコラボパート。スコットランドとイングランドの戦争を歌った「Culloden's Harvest」は物悲しく美しく。
そしてu-fullのライブではおなじみ「ウサギのレストランは木の上月の下」、今回も演奏者たちの生き生きとした音色を聴けてたっぷり楽しませていただきました。
アンコールはアメリカ出身アイリッシュバンド「SOLAS」の「The Wind That Shakes The Barley」。
初めて聴きましたが情熱的なリズムが本当に盛り上がりました……!!

  

2日目の「木漏れ日のカーニバル」は音倉でのライブ。
入口はライブハウスというよりカフェのような雰囲気。

   

中はピアノも設置されていておしゃれな雰囲気。 

2日目のu-fullはチェロの奥村さんも加わりトリオ構成。
チェロの深みのある音が加わったことにより、昨日とは違う演奏を
聴くことができました。

そして2日目でのみ演奏された、風流な「
八十八夜の兎の歌留多」と
新曲の「花をあつめて」、どちらも素晴らしかったです。

MCトークではyukaさんがアルバム制作のためモンゴルを旅したときのお話。
夢の1つだったという星空の下でトイレを……という話はほかのメンバーに色々と突っ込まれてました(笑) 

オオフジツボとリタさんも昨日と同じように大迫力の演奏。
夜に演奏が控えているということでトークは控えめ、と思いましたが
相変わらずの賑やかさで楽しませていただきました(笑)

コラボ、アンコールも昨夜と同じ演目。
2日連続で演奏をたっぷりと堪能して大満足。 

今回のライブではZABADAKのカバーはされなかったものの
ライブのきっかけが吉良さんだったり、トークでも吉良さんの話題があがったり、そして吉良さんが書いた曲を演奏されたりと
その存在の大きさとあたたかさをこの場でも感じておりました。

和風ロリータからすりゅう

からすりゅうをよりおなごらしく!ということで着物を着てもらいました。
……普通の着物だと太めの尻尾の都合で着せるのが困難なので
おはしょりの短い和風ロリータ風の着物です。

これならぴったり!!

シナスタジアの空論



いつもお世話になっている
想碕深弐さんの曲シナスタジアの空論」を聴きながら
そのイメージを自分なりに描かせていただいたものです。 
(実はミュージシャンの方に絵を捧げるのは初めてだったのですごくドキドキでした!)

幼い頃のキラキラした思い出がぐるぐると巡るような、そんな感覚を
プログレ感とノスタルジック感に乗せつつ……

ラフ 

ラフの段階ではこういう感じでした。 
表情をどうするか悩んでいたのですが、こうあどけない表情のほうが
浮遊感が出るかなぁと今の形に。

想崎さんの曲はメロディも歌唱の表現も、新曲が出るたびにパワーアップしていて
毎回感動していました。
そして表現について悩んでいらっしゃったようで
音楽と絵、分野は違えどすごく共感する部分がありました。
秋のM3にも初出展されるそうで、今後が楽しみです。

MOON YEARS

あれから、まだ持ってないZABADAKのアルバムを探して集めていました。
入手困難で諦めかけていたアルバムも大分見つかりました。 

その中でも特に欲しかった「MOON YEARS」。
「遠い音楽」や「桜」など、ZABADAKのキャリアの中でも特に重要な
MOON時代の名盤がセットになったもので
元のアルバムはすでに廃盤、MOON YEARSも限定生産なため気付いた頃には
すでに入手が極めて困難な状態で、諦めていました。 

しかし最近、かたみわけの影響なのかどうかはわかりませんが
急に在庫が復活したようで、ようやく入手することができました……
本当に嬉しいです。
今までベスト盤で部分的にしか聴けなかった名盤の名曲たちが
これですべて聴くことができます……

これを機に、ZABADAKのアルバムも全曲語りをする事に決めました。
いつまでも語り継いでいくべき、素晴らしい音楽たちなので
是非語りたいのです。

ちょっぴりデフォルメに

最近全然絵を載せられていなかったので……
先月初め頃に描いたからすりゅう。看板龍らしく元気に。 

サイトデザインを一新しました。 大体4年ぶりですね。
もう長い事馴染んでいた以前のデザインも気に入っていたのですが
もっとシンプルに見やすくしたかったのと、何よりトップページの存在意義がほとんどなかったため
思い切ってリニューアルしました。
まだまだ調整中の部分もありますが、少しずつ改良していくので
今後とも宜しくお願いします。

吉良知彦お別れの会…ZABADAK かたみわけに行ってきました。
あれからひと月が経ちましたが、未だに悲しみが癒えていないので
かたみわけでちゃんとお別れを告げようと、思っていました。

上野洋子さんが脱退した93年ののれんわけ、
そして吉良さんを見送るかたみわけ……

会場はサンシャイン劇場、自分が到着したころにはすでに
長蛇の列ができていておりました。

 

劇場のロビーでは献花ならぬ「献音」をする場所が設けられておりました。
吉良さんが今年の誕生日プレゼントに小峰さんへと
プレゼントされたものだそうです。
そっと振ってみると、とても綺麗な音が響きます。
きっと吉良さんにもこの音色が届いているはず…… 

 

吉良さん愛用のギターと足鈴。
見てると、あの時の演奏姿が浮かんできます……

 

吉良さん自慢のコレクションたち。

他にもアルバムジャケットの原画や直筆スコア、色々な思い出が
沢山飾られておりました。
もっとじっくり眺めていたいところですが混雑しているので中へ。


最初は
総合司会である、キャラメルボックスの加藤さんによる
注意事項やタイムスケジュールなどの解説。
吉良さんは湿っぽい空気は嫌がるだろうからと
緩やかなトークで場を和ませていきます。

第1部はZABADAKのアルバム制作などに関わったスタッフのトーク。
スタッフならではの貴重なZABADAKや吉良さんにまつわる逸話を
沢山聞くことができました。

中でも衝撃的だったのがジャケットのデザイナーである
吉田直之さんによる、ZABADAKのベスト盤「Remains」のトーク。

  

このアルバムは僕も持っていて、「Harvest Rain」をはじめ初期のシングル収録曲や「星狩り」などのレアなトラックが収録されており
お気に入りの1枚。 
ジャケットの化石がとっても綺麗。

この化石、吉良さんが吉田さんの元へ持ち込んだものらしく
それをバイクで運んで家に持ち帰ろうとした吉田さんを吉良さんが
そんな雑な運び方じゃダメだと止めて、わざわざ家まで一緒に
運んだそうな……このエピソードだけでも、ジャケットにも相当こだわりがある方だったんだなぁと思いました。

そして何より衝撃的だったのが、この化石の反射している部分は
実はおかきの容器のフタだそうな……
この事は吉良さんにも伝えてないそうで、今だから暴露しちゃいますとのこと。
おかきのフタでこんなに綺麗に映るんですね…… 

第2部はZABADAKにゆかりのあるミュージシャンによるトーク。
ここで小峰さんも登場。
出てくる話題がお酒や酔った状態の吉良さんの事が多く
本当にお酒がお好きな方だったんだなぁと……
新居昭乃さんが酔った吉良さんに「大丈夫?」と訊ねて
「大丈夫であることがそんなに大事なんだろうか?」 と答えた話は
ああ、そういう生き方をしている人なんだなと感じました。 

第3部は吉良さんと関わりのあった方たちの一言コメント。
光田康典さんが師である吉良さんへと言葉を贈っていた時は
声が震えており、自分も胸が苦しくなってしまいました。
他の方たちも吉良さんへの様々な想いを語り、まだ自分の中では吉良さんは演奏しているからお別れはしないと笑顔で贈る方もいれば、堪えきれずに涙を流す方もおり、本当に、大きな存在だったと……
勿論、僕自身にとっても。

そしてのれん分け前のZABADAKに深く関わり、あの世界感を築き上げたという
ムーン時代のディレクターである高松俊のトーク。
アルバム制作のためにアイルランドなどのいろんな場所を
旅してきたんだなぁと……
そして「流行りの音楽は時代と共に廃れるけれど、アーティストがその時の感性で全力を込めて作り上げたものはいつまでも残り続ける」 という事を仰られ……
あの「遠い音楽」はもう90年の曲だけれど、今でも色褪せずに
ずっと心に響き潤し続けるのは、そういうことなんだろうなと…… 

第4部はいよいよ演奏、そして会場みんなで合唱。
1曲目は「光降る朝」、続く2曲目「Tears」では吉良さんの息子の草太郎さんがギタージャンプをキメておりました。
そして3曲目は「遠い音楽」……ここでなんと、上野洋子さんがステージに……
23年前ののれんわけ後以来、一切ZABADAKに参加していなかったあの
上野洋子さんが……!?

一瞬、目を疑いました。
のれんわけで離れた上野さんが、かたみわけで再びZABADAKの場に、という奇跡。
もはや二度と生で聴くことは叶わないと思っていた、上野洋子さんの歌う「遠い音楽」。

あれからZABADAKや吉良さんと関わりがなかっただろうし、訃報の時も音沙汰がなく、どういう思いでいらしていたかわからなかったけれど
ステージで涙を流しながら小峰さんと抱き合っていた所を見ると
この本当に長い間ずっと、堪えてきたものがあったんだろうなと
すごく伝わってきました。

そして歌い終えた後、皆を紹介してここで小峰さんから一言。
これまで司会を進行していた小峰さんもここでは涙を流されていました。
ZABADAKは一度も流行った事ないけれど、それでもみんなが選んで聴いてくれるから続けられてきたのだと……
そして、吉良くん不在だけど来年は31周年記念ライブをやるから、と……

ZABADAKの1/2として、そして吉良さんの妻として。
「かたみわけ」の場は本当に特別なものであり
その想いや哀しみは計り知れないものですが……
体としての入れ物がなくなっただけで吉良さんは音の中に生き続けており
これからもZABADAKは続いていくんだと
そう実感しました。

そして最後は「ポーランド2011」。「降り注ぐ百万粒の雨さえも」のために書き下ろされた新バージョンで小峰さんが選んだのだそう。
「ZABADAK風部」というリコーダーを持った方々が客席から次々と参加、皆で演奏……壮観でした。

「かたみわけ」思い出話に沢山笑って、泣いて、本当に素敵な1日でした。
小峰さん、キャラメルボックスの加藤さん、ミュージシャンやスタッフのみなさん、そして何より吉良知彦さん。
本当にありがとうございました。

  

会場でいただいた、吉良さんのポストカードとアルバム「音」のマスターテープの一部。

   

音のかたみわけ。宝物です。ずっとずっと、大切にします。

吉良さん、素晴らしい音楽を本当にありがとう

ページ移動

ユーティリティ

拍手

拍手送信

カレンダー

032024/0405
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

アーカイブ

フィードバック