月詠龍

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2012年05月04日の記事は以下のとおりです。

黄龍

たまにはからすりゅう以外の龍を…
普段自分が使わなさそうな派手な配色を意識してみました。
ちょっぴり黄龍っぽくなりましたが、割と気に入ってます。

先日、東京国立博物館で開催されている
「ボストン美術館 日本美術の至宝」展に行ってきました。
ボストンの日本美術コレクションが見れるという良い機会なので…

正直なところ、最初はこれほどまでの重要な日本美術の数々が
海外にあるというのは少し複雑な心持ちもありました。

しかしコレクションの背景には、明治維新後の西洋化が進む中
軽視され捨て去られようとしていた日本の古美術を守り
さらに素晴らしき日本文化を世界に伝えようと尽力した
モース、フェノロサ、ビゲロー、そして岡倉天心によって
今こうして目にかかれることを知ってからは
本当素晴らしい事だと思うと同時に少し前までの自分の気持ちが
恥ずかしくなりました。

仏像や仏画、二大巻物な見どころが沢山ですが
僕的に特に印象が強かったのはやはり今回日本初公開になった
曽我蕭白の「雲龍図」ですね。
襖絵の形で復元されて展示されてますが
とにかくダイナミックで画面全体から凄まじいエネルギーを感じます。
今回の展示は顔と尻尾の4面で、残念ながら胴体部分は
消失しているとのことですが
それでも貫禄は失われていません。

しかし、画面全体の力強さとは裏腹に
顔の表情はよく見るとどことなく愛嬌を感じるものがありますね。
龍は描き手によって表現が様々で面白いです。

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