月詠龍

エントリー

カテゴリー「曲語り」の検索結果は以下のとおりです。

イベント準備でなかなか更新できない状態でした、すみません。
先日、3日間連続でライブを観に行っておりました。
ZABADAKのかたみわけ以来、なかなかライブに行く余裕がなかったので
その分たっぷりと音楽を楽しんできました。

そのうちの1日と2日がu-full、オオフジツボとリタによる
「月夜のカーニバル」と「木漏れ日のカーニバル」。

 

1日目の月夜のカーニバルはEggman tokyo eastでのライブ。

  

まるで地下鉄の入口のような雰囲気。

  

扉の前にはZABADAKの「ここが奈落なら、きみは天使」のジャケットが…!
そういえばこの場所はZABADAKゆかりの地でもあるんですよね…。

今回は到着が遅れてしまいすでに席が埋まっていたので立ち見。

最初はu-fullのパート。
生で聴くのは、6月のライブの時以来。
yukaさんの歌声とアコーディオン、フナハシダイチさんのギターと足鈴。
u-fullの世界観はいつ聴いても素晴らしい。

そしてyukaさんと藤野由佳さんの「ユカユカ」による
新曲「月夜のカーニバル」。
今回のライブの企画自体、元々ZABADAKの吉良さんが
「二人は絶対会ったほうがいいよ!」と言ってたことがきっかけとなったそうで
今回夢のコラボが実現した、とおっしゃられておりました。



アコーディオンの二重演奏による、あたたかくて可愛らしい音色。
心が弾む素敵なメロディ。もっと聴いていたいな。

MCトークでは相変わらずyukaさんのゆるいトークとフナハシダイチさんのツッコミを楽しませていただきました(笑)

次はオオフジツボとリタさんのパート。
一部の演奏者の方は、吉良さんが関わっていたユカキラリタの「よぶこえ」で知っていたのですが 
生で演奏を聴くのは今回が初めて。

1曲目の「Sinn Féin」の演奏で完全に虜になりました……。
ヴァイオリン、ギター、アコーディオンの脈動的な演奏にのせて
リタさんの力強い歌声が響く。本当にカッコイイ……
アイリッシュ音楽が大好きな自分の心は一発でわしづかみにされました。
よぶこえにも収録されていた「Sadalbari」も聴くことができて大満足。

そして吉良さんに曲を書いてもらったという「風の行方」。
イントロの壮大さからもうZABADAK感全快で、たまりません……
「遠すぎた10月」もノスタルジックで哀愁を感じます。
最初は10月のゴーヤとつけられていたそうな……

演奏ではとってもカッコよかった彼らですが、MCトークでは
まさに「音で語る芸人」と言わんばかりの賑やかさでそのギャップがまた(笑)
特にヴァイオリンの壷井さんのしゃべらずにひたすらヴァイオリンの音だけで
語っている様子は実にシュールでした。
ドヤ顔までヴァイオリンで表現してしまうとは……
最後は我慢できずにしゃべりまくってりました(笑)

最後のコラボパート。スコットランドとイングランドの戦争を歌った「Culloden's Harvest」は物悲しく美しく。
そしてu-fullのライブではおなじみ「ウサギのレストランは木の上月の下」、今回も演奏者たちの生き生きとした音色を聴けてたっぷり楽しませていただきました。
アンコールはアメリカ出身アイリッシュバンド「SOLAS」の「The Wind That Shakes The Barley」。
初めて聴きましたが情熱的なリズムが本当に盛り上がりました……!!

  

2日目の「木漏れ日のカーニバル」は音倉でのライブ。
入口はライブハウスというよりカフェのような雰囲気。

   

中はピアノも設置されていておしゃれな雰囲気。 

2日目のu-fullはチェロの奥村さんも加わりトリオ構成。
チェロの深みのある音が加わったことにより、昨日とは違う演奏を
聴くことができました。

そして2日目でのみ演奏された、風流な「
八十八夜の兎の歌留多」と
新曲の「花をあつめて」、どちらも素晴らしかったです。

MCトークではyukaさんがアルバム制作のためモンゴルを旅したときのお話。
夢の1つだったという星空の下でトイレを……という話はほかのメンバーに色々と突っ込まれてました(笑) 

オオフジツボとリタさんも昨日と同じように大迫力の演奏。
夜に演奏が控えているということでトークは控えめ、と思いましたが
相変わらずの賑やかさで楽しませていただきました(笑)

コラボ、アンコールも昨夜と同じ演目。
2日連続で演奏をたっぷりと堪能して大満足。 

今回のライブではZABADAKのカバーはされなかったものの
ライブのきっかけが吉良さんだったり、トークでも吉良さんの話題があがったり、そして吉良さんが書いた曲を演奏されたりと
その存在の大きさとあたたかさをこの場でも感じておりました。

MOON YEARS

あれから、まだ持ってないZABADAKのアルバムを探して集めていました。
入手困難で諦めかけていたアルバムも大分見つかりました。 

その中でも特に欲しかった「MOON YEARS」。
「遠い音楽」や「桜」など、ZABADAKのキャリアの中でも特に重要な
MOON時代の名盤がセットになったもので
元のアルバムはすでに廃盤、MOON YEARSも限定生産なため気付いた頃には
すでに入手が極めて困難な状態で、諦めていました。 

しかし最近、かたみわけの影響なのかどうかはわかりませんが
急に在庫が復活したようで、ようやく入手することができました……
本当に嬉しいです。
今までベスト盤で部分的にしか聴けなかった名盤の名曲たちが
これですべて聴くことができます……

これを機に、ZABADAKのアルバムも全曲語りをする事に決めました。
いつまでも語り継いでいくべき、素晴らしい音楽たちなので
是非語りたいのです。

吉良知彦お別れの会…ZABADAK かたみわけに行ってきました。
あれからひと月が経ちましたが、未だに悲しみが癒えていないので
かたみわけでちゃんとお別れを告げようと、思っていました。

上野洋子さんが脱退した93年ののれんわけ、
そして吉良さんを見送るかたみわけ……

会場はサンシャイン劇場、自分が到着したころにはすでに
長蛇の列ができていておりました。

 

劇場のロビーでは献花ならぬ「献音」をする場所が設けられておりました。
吉良さんが今年の誕生日プレゼントに小峰さんへと
プレゼントされたものだそうです。
そっと振ってみると、とても綺麗な音が響きます。
きっと吉良さんにもこの音色が届いているはず…… 

 

吉良さん愛用のギターと足鈴。
見てると、あの時の演奏姿が浮かんできます……

 

吉良さん自慢のコレクションたち。

他にもアルバムジャケットの原画や直筆スコア、色々な思い出が
沢山飾られておりました。
もっとじっくり眺めていたいところですが混雑しているので中へ。


最初は
総合司会である、キャラメルボックスの加藤さんによる
注意事項やタイムスケジュールなどの解説。
吉良さんは湿っぽい空気は嫌がるだろうからと
緩やかなトークで場を和ませていきます。

第1部はZABADAKのアルバム制作などに関わったスタッフのトーク。
スタッフならではの貴重なZABADAKや吉良さんにまつわる逸話を
沢山聞くことができました。

中でも衝撃的だったのがジャケットのデザイナーである
吉田直之さんによる、ZABADAKのベスト盤「Remains」のトーク。

  

このアルバムは僕も持っていて、「Harvest Rain」をはじめ初期のシングル収録曲や「星狩り」などのレアなトラックが収録されており
お気に入りの1枚。 
ジャケットの化石がとっても綺麗。

この化石、吉良さんが吉田さんの元へ持ち込んだものらしく
それをバイクで運んで家に持ち帰ろうとした吉田さんを吉良さんが
そんな雑な運び方じゃダメだと止めて、わざわざ家まで一緒に
運んだそうな……このエピソードだけでも、ジャケットにも相当こだわりがある方だったんだなぁと思いました。

そして何より衝撃的だったのが、この化石の反射している部分は
実はおかきの容器のフタだそうな……
この事は吉良さんにも伝えてないそうで、今だから暴露しちゃいますとのこと。
おかきのフタでこんなに綺麗に映るんですね…… 

第2部はZABADAKにゆかりのあるミュージシャンによるトーク。
ここで小峰さんも登場。
出てくる話題がお酒や酔った状態の吉良さんの事が多く
本当にお酒がお好きな方だったんだなぁと……
新居昭乃さんが酔った吉良さんに「大丈夫?」と訊ねて
「大丈夫であることがそんなに大事なんだろうか?」 と答えた話は
ああ、そういう生き方をしている人なんだなと感じました。 

第3部は吉良さんと関わりのあった方たちの一言コメント。
光田康典さんが師である吉良さんへと言葉を贈っていた時は
声が震えており、自分も胸が苦しくなってしまいました。
他の方たちも吉良さんへの様々な想いを語り、まだ自分の中では吉良さんは演奏しているからお別れはしないと笑顔で贈る方もいれば、堪えきれずに涙を流す方もおり、本当に、大きな存在だったと……
勿論、僕自身にとっても。

そしてのれん分け前のZABADAKに深く関わり、あの世界感を築き上げたという
ムーン時代のディレクターである高松俊のトーク。
アルバム制作のためにアイルランドなどのいろんな場所を
旅してきたんだなぁと……
そして「流行りの音楽は時代と共に廃れるけれど、アーティストがその時の感性で全力を込めて作り上げたものはいつまでも残り続ける」 という事を仰られ……
あの「遠い音楽」はもう90年の曲だけれど、今でも色褪せずに
ずっと心に響き潤し続けるのは、そういうことなんだろうなと…… 

第4部はいよいよ演奏、そして会場みんなで合唱。
1曲目は「光降る朝」、続く2曲目「Tears」では吉良さんの息子の草太郎さんがギタージャンプをキメておりました。
そして3曲目は「遠い音楽」……ここでなんと、上野洋子さんがステージに……
23年前ののれんわけ後以来、一切ZABADAKに参加していなかったあの
上野洋子さんが……!?

一瞬、目を疑いました。
のれんわけで離れた上野さんが、かたみわけで再びZABADAKの場に、という奇跡。
もはや二度と生で聴くことは叶わないと思っていた、上野洋子さんの歌う「遠い音楽」。

あれからZABADAKや吉良さんと関わりがなかっただろうし、訃報の時も音沙汰がなく、どういう思いでいらしていたかわからなかったけれど
ステージで涙を流しながら小峰さんと抱き合っていた所を見ると
この本当に長い間ずっと、堪えてきたものがあったんだろうなと
すごく伝わってきました。

そして歌い終えた後、皆を紹介してここで小峰さんから一言。
これまで司会を進行していた小峰さんもここでは涙を流されていました。
ZABADAKは一度も流行った事ないけれど、それでもみんなが選んで聴いてくれるから続けられてきたのだと……
そして、吉良くん不在だけど来年は31周年記念ライブをやるから、と……

ZABADAKの1/2として、そして吉良さんの妻として。
「かたみわけ」の場は本当に特別なものであり
その想いや哀しみは計り知れないものですが……
体としての入れ物がなくなっただけで吉良さんは音の中に生き続けており
これからもZABADAKは続いていくんだと
そう実感しました。

そして最後は「ポーランド2011」。「降り注ぐ百万粒の雨さえも」のために書き下ろされた新バージョンで小峰さんが選んだのだそう。
「ZABADAK風部」というリコーダーを持った方々が客席から次々と参加、皆で演奏……壮観でした。

「かたみわけ」思い出話に沢山笑って、泣いて、本当に素敵な1日でした。
小峰さん、キャラメルボックスの加藤さん、ミュージシャンやスタッフのみなさん、そして何より吉良知彦さん。
本当にありがとうございました。

  

会場でいただいた、吉良さんのポストカードとアルバム「音」のマスターテープの一部。

   

音のかたみわけ。宝物です。ずっとずっと、大切にします。

吉良さん、素晴らしい音楽を本当にありがとう



「月見ル君想フ」でライブ「新月のBiosphere〜20160605月齢ZERO」を観てきました。
「月明かりの下で 僕たちは音を紡ぐ」から半年、再びこの場所で紡がれる音…
ライブのタイトル通り、6月5日はちょうど新月の日でした。

参加アーティスト はu-full、日比谷カタン、松本リョウスケ。
3組ともZABADAKから多大な影響を受けてきたアーティストであり
ZABADAKのカバーも披露するとのことでどの曲を演奏するのだろうかと
とても楽しみにしておりました。



最初の演奏からいきなり3組コラボでZABADAKの「星狩り」…!!
月や星にまつわる曲なのでまさにこの場にぴったりな始まりでした!
トークでこの曲、星狩りと欲しがりをかけていたのは初めて知りました。

そして次は3組それぞれのソロパート。
一番手は松本リョウスケさん。
「揺れない星」をはじめ、月のステージをバックに演奏される
優しくも力強いギター弾き語りは
透明感あふれるノスタルジックな世界観を映
し出していました。
そしてZABADAK音楽との出会いのきっかけになった「空色勾玉」の曲の演奏は
まさに吉良さんへの敬意をも感じさせるものでした。

二番手は日比谷カタンさん。
実は今回のライブでカタンさんの曲を聴くのは初めてだったのですが
軽快なサウンドと突如絡む激しく展開から広がるどこか毒を含んだ
黒い世観表現は圧巻で、一発で忘れられない強烈な存在となりました。

そして噂のカタンさんによる「忙しい人のためのZABADAKメドレー」は
名曲の数々を惜しげもなく大胆にアレンジしつなげていて
ZABADAK愛に満ち溢れた本当にすごいメドレーでした……!!
遠い音楽から始まり次々と繋がっていくアの曲この曲… 
今度はどの曲がくるのかとワクワクしながら聴いてました。
「美・チャンス」のパートを1人で両方歌ってたり、インスト曲であるはずの「ポーランド」を歌ってたりとその発想はなかった的な部分もあり
そしてクライマックスの「夢を見る方法」や「五つの橋」はとっても盛り上がるアツいアレンジでした!!

三番手はu-full。
ライブでおなじみの「守護鳥」や「Logleb~西の果て~」をはじめ
やわらかく透明感のある美しい歌唱で紡がれる世界観は
本当何度聴いても涙腺がゆるみます。

そして個人的に特に楽しみにしていたのはu-fullとの出会いのきっかけともなった「昇り龍の目撃証言」のライブ初披露…本当に素晴らしかった!!
月のステージをバックに紡がれる龍の物語は情熱的で美しく、自分も色々とインスピレーションを受けました。

演奏後トークでyukaさんが昇り龍の物語説明をされたのですが
フナハシダイチさんに間違ってると突っ込まれていたり
次のライブの場所を忘れていたりと
相変わらずゆるくて可愛いトークでした(笑)

そして再び3組コラボパート、それぞれのアーティストの曲とZABADAKカバー演奏。
こちらも最初はZABADAKの「Deir Paidir」がきて嬉しかった…!!
ライブだとアコースティック感たっぷりで情熱的で盛り上がる!!

次はそれぞれのアーティストたちの曲。
松本リョウスケさんの「満月の次の日に」、新曲であるu-fullの「八十八夜の兎の歌留多」と月にまつわる曲が続き、まさに今回のステージやライブにピッタリのとっても素敵な世界観でした。
そして日比谷カタンさんの脳内RPGを描いたという
「変声風~逆抵牾参る・零」…もう超展開てんこ盛りで語りきれないほど凄まじかったです……
そして合間のトークのカタンさんとリョウスケさんのやりとりが面白かった(笑)

最後はZABADAKカバー。「遠い音楽」「夢を見る方法」「五つの橋」と
もうZABADAK愛に溢れた素晴らしい演奏でした……
「遠い音楽」はドラムやシンセを含めた7人編成と珍しい形式で
いつもと違って色々な音が響く、まさに今回のライブタイトル通り「バイオスフェア」なイメージがありました。
シンセで奏でられる遠い音楽のメロディも良いなぁ、と思いました。

u-fullのyukaさんが遠い音楽を国家にしたい(!)と仰っていたのですが
本当それぐらい素晴らしく、いつまでも色褪せない名曲だと自分もすごく感じます。
バイオスフェア 50億のコーラス…

「夢を見る方法」は間奏部分の楽器パートが増えていくアレンジがいいなぁーと思いました。そして歌いだしの部分の松本リョウスケさんの歌唱が当時の吉良さんにそっくり、と自分も感じました。
そしてもはや手拍子でおなじみの「五つの橋」は本当に盛り上がる演奏でした…!!!

アンコールはu-fullの「ウサギのレストランは木の上月の下」今回も演奏者それぞれの楽器の個性を心から楽しませていただきました!!!

そしてライブ終了後にそれぞれのアーティストのアルバムを入手。
なんと本家ZABADAKの吉良さんもいらしていたようで
思い切って声をかけてお話することができました…!!!
前回と同じく緊張しすぎて最初は上手く言葉にできなかったのですが(笑)
u-fullのyukaさんが出会いのきっかけを吉良さんにお話してくださったので
すごく助かりました…!!
色々と貴重なアーティスト同士のお話とかを聞けて大変良い経験になりました。

今回も本当に素晴らしい、月の夜となりました。

四谷の小さな演奏会

「homeri」にてライブ「四谷の小さな演奏会」を観てきました。
一族の謎からわずか2日後の開催。
u-fullのyukaさんにサイン書いていただいたときに一緒に予約取り置きを
お願いして行きました、今回も本当ありがとうございます、そしていつもすみません…!

homeri入口

「小さな喫茶店」という名の通り、入口は本当に小さくて可愛い感じ。
中はどうなっているのだろうかとオープン前はわくわくしてました。

homeri

いよいよ中へ…本当に小さくて可愛い喫茶店だった!
店内は可愛い雑貨や絵、アルバムが飾られており
アイリッシュ民族音楽が流れている素敵空間…
近くにあったら通い詰めたいぐらいの場所でした。

ハープ

何よりも、本当にこんな至近距離で演奏を見れるの?!という驚き。 
早めに並んでいたので一番前の席を確保、楽器が本当に目の前に…

そして始まりました小さな演奏会。
最初は耽美派ケルト音楽グループ「Dularinn」。
フィドル、笛、ケルティックハープの構成。
大好きなアイリッシュ民族楽器の演奏を間近で聴くのは初めてなので
とても嬉しかったです。 

演奏する演目はアイルランドやスコットランドに伝わる民族音楽。
牧歌的であたたかく美しい音色で語られる、物悲しい伝承の数々…
しみじみとしつつ、とても癒されるひと時でした。
ケルトの伝統的な音楽はよく耳にしているので
いくつか聴いたことのあるメロディの曲もありました。

演奏の合間の、アイリッシュハープ奏者の林太郎さんのトークも
アイルランドにちなんだお話を色々と聞けて面白かったです。
フナハシダイチさんと天の岩戸の話がいろんな意味で印象的でした(笑)
 
そして次はu-full。
今まで観てきたu-fullの演奏は当然ステージの上だったのですが
yukaさんのアコーディオン演奏と歌唱がこんな間近で観れるなんて…
本当に贅沢で幸せなひと時でした。

月冴ゆ」「Logleb~西の果て~」などのライブでおなじみの曲をはじめDown By The Salley Gardens」や「Little Witch」などの
今回初めて生で聴く曲の数々…本当にどれも素晴らしかったです。
やはり目の前で見ると演奏や歌唱の力強さが直に伝わってきます。

合間のトークのyukaさんは相変わらずゆるい感じで
気持ちが高まりすぎて次が最後の曲かと勘違いしていたり
6月のライブ日程を忘れてて一番前にいた自分がペーパー見せてあげたりと
なんともゆるゆるな雰囲気が可愛かったです(笑)

そしてトークでZABADAKの話が出てきた後、なんとあの「遠い音楽」の
アコーディオンカヴァーの演奏が…!! 


まさかこの場で遠い音楽が聴けるなんて…思わず涙が出てしまいました。
初めて聴くアコーディオンでの遠い音楽は、あたたかくて懐かしくて、優しい…そんな音色でした。

最後はDularinnとu-fullのセッション。
ケルト民族音楽好きとしてはたまらないコラボレーションでした…。

そしてアンコールは「ウサギのレストランは木の上月の下」


12月のライブで聴いた時も感じましたが、やはりこの曲は
生演奏でのセッションが真の姿だと言えるぐらいに
素晴らしい演奏でした。
もうね、間近で思わず笑みがこぼれている所を見てて
全演奏者達が心から音楽を楽しんでるのが
すっごく伝わってくるんですよ。
それぞれの楽器のソロパートがライブ版では入っていて…
聴いてるこちらもとっても楽しい気持ちになります!!
もっと聴いていたい、終わってほしくない…そう感じたひと時でした。

演奏後はu-fullのyukaさんやDularinnの木村林太郎さんと
色々お話してきたのですが
林太郎さん(通称リン様)がZABADAKの「宇宙のラジヲ」や「開演」に
参加されていたと聞き驚きました。どちらも大好きな曲だったもので…
知らずうちにいつも聴いていたんだなぁと…

そして12月のライブに出演されていた松本リョウスケさんも
今回いらっしゃったので少しお話できたのですが
やはりZABADAKの「Colors」がきっかけになったそうで。

ZABADAKに影響を受けた方、演奏に関わった方の話を聞いていて
改めてZABADAKの偉大さを感じました。

四谷の小さな演奏会、本当に素晴らしい演奏会でした。

一族の謎 〜王宮ふぇす〜

「Star Pine’s Cafe」にてライブ「一族の謎 〜王宮ふぇす〜」を
観に行ってきました。

以前観に行った「月明かりの下で 僕たちは音を紡ぐ」に出演されていた
u-fullとINUUNIQが参加されているという事で
どうしようかな~行こうかな~と呟いていたら
なんとu-fullのyukaさんに声をかけていただけて取り置き予約まで
してくださって、これはもう行くしかない!!と決心しました。
一族の謎とは一体…?

入り口に入ると早速怪しげな羽をつけた執事の方が
タグを配っておりました。
このタグをもっていれば演奏後にポスターがもらえるそうで。
オープン前から並んでいたので今回も前の方の席をキープ。
ライブハウスはまだ2回目なので緊張します。

そして始まりました一族の謎〜王宮ふぇす〜
最初の演奏は門番(と幽霊?)の加藤諭史さん。
情熱的な歌声とアコギの音色、そして幽霊(?)の方のパーカッションに
観客も手拍子参加で、最初の盛り上げとして一気に王宮の世界へと
引き込まれました、流石門番の方です。

二番手は妃のINUUNIQ。ボーカルの竹下咲さんは以前観に行ったライブと同じくギリシャの女神を思わせる美しい衣装の姿でした。
繊細で力強い歌唱に幻想的なピアノ、グルーヴ感あふれるベースに全身に響き渡る激しいドラム……それらすべてが美しい世界観を生み出していました。

三番手はめかけの娘のyumemiflowerと番犬のマルシェ。
ピアノ弾き語りと小気味良いドラムの組み合わせの演奏が実に表情豊かで明るく可愛らしく、ちょっぴり切なくなるような、そんな演奏でした。
そしてyumemiflowerさんによってここから「王宮ふぇーす!」と
謎のコール縛りが続いていくことに(笑)

四番手は執事のミカミッヒ。入り口で怪しげな羽つけてタグ配ってたのはこの方だったんですね。あの格好は女王にさせられたそうで(笑)
やわらかな声とあたたかいアコギの演奏、そしてメッセージ性のある曲の数々に感動しました。

五番手はお嬢の大山藍さん。お嬢って何なんでしょうね…って本人も仰っておりました(笑)もはや一族が謎…
アコギとエレギの激しいメロディに乗せたパワフルな歌声は音楽を伝える力に溢れている印象でした。

六番手はu-full。姫のyukaさん、庭師のフナハシダイチさん、そして新メンバーの学者の奥村さんが加わり、以前のライブの時とはまた違った演奏を楽しめました。
いつも絵を描いている時に聴いている曲の数々が生で聴けるのは本当最高です…
yukaさんの時に情熱的で、時に優しくやわらかい歌唱。そしてアコーディオンやピアノの演奏がまさに姫という感じで…
フナハシダイチさんのアコギ、新メンバーの奥村さんのチェロの音色も
素晴らしかったです…!!

最後は女王こと小林未郁さん。女王と呼ぶに相応しい歌唱力とピアノの弾き語り……
そして狂おしいほどに切なくて儚い歌詞……
流石女王様……圧倒されっぱなしでした。

一族全員

演奏後は一族全員で記念撮影会。

アルバム

そして物販コーナーにてアルバムを色々と入手。
なんとu-fullと
INUUNIQのアルバムには「朧烏」でサインを入れていただきました、嬉しい!!そしてややこしい名前ですみません…
u-fullのyukaさんには、自分は龍の人で覚えていただけていたようで…!
嬉しくて、そしてちょっぴり照れる感じでした(笑)

一族の役の位置づけはご本人たちが「何なんでしょうね」と突っ込んでるぐらい謎で結局謎のままでしたが(笑)
それぞれのアーティストの個性をたっぷり堪能することができました。
本当に素晴らしい夜でした!! 



「月見ル君想フ」でライブ「月明かりの下で 僕たちは音を紡ぐ」を
観に行ってきました。
以前行ったM3のu-fullさんのブースでZABADAKとコラボされると知ってから
この時をずっと楽しみにしておりました。
ライブハウスで演奏を聴くの、実は初めてなのでとても緊張しました。

参加アーティストは松本リョウスケ、u-full、INUUNIQ、そしてゲストに
ZABADAKの吉良知彦。
大ファンだったZABADAKとM3で知ったu-full以外のアーティストは
このライブで初めて知ったのですが
皆それぞれZABADAKを原点とするミュージシャンで、音楽的に通じるものがありすぐに大好きになったのは自然の流れでした。

最初の演奏はINUUNIQ。竹下咲さんの力強くも透き通ったボーカルが美しい。
メロディックなキーボードと激しいドラムが全身に響き渡り
幻想的かつグルーヴ感溢れる演奏でした。

次の演奏はu-fullさん。u-fullのyukaさんとはM3の時にお話したのですが
実際にアコーディオンを演奏しながら歌う姿を見るのは初めてで…
ノスタルジックなアコーディオンの演奏に、透き通ったやさしい歌声…
懐かしくあたたかい世界に包まれているようでした。

そしてyukaさん、MCトークは慣れてないようでサポートのフナハシダイチさんに
突っ込まれてる様子が可愛かったです(笑)

その次は松本リョウスケさんのギター弾き語りによる演奏。
優しくも力強い歌声とアコースティックギターの音色がたまりません。
MCトークによると旅先で見た大自然の情景から曲を書いているそうで…

そしていよいよZABADAKの吉良知彦さんの演奏…目の前で、本物のZABADAKの演奏が見れるなんて…感動です。
ギターを弾きながら歌うその姿は、まさに音楽の父でした。

演奏の合間のトークでは実は進行の段取りがつかめてなくて慌てていたり
意外とお茶目な一面が見れました(笑)

その後は吉良さんと出演アーティスト達によるセッションパート。
まさかu-fullの歌唱でZABADAKの名曲「Harvest Rain」や「遠い音楽」が
聴けるなんて…思わず涙が出てしまいました。
u-fullさんも大好きなZABADAKとのコラボで夢が叶ったと仰られていましたが
本当に、夢のようなひと時でした…

松本リョウスケさんとのコラボでは「男のZABADAK」とのことで
二人のギターと歌による共演は、まさに全身全霊、魂のこもったとてもアツい演奏でした。

アンコールは出演アーティスト全員での演奏。
u-fullさんがZABADAKとずっと演奏したかったという「ウサギのレストランは木の上月の下」は
出演者全員が音楽を楽しんでいるような、そんな演奏でした。

そして最後はZABADAKの名曲「五つの橋」。
僕自身もZABADAKの中で特に大好きな曲の1つ。
昔のライブ映像で見た手拍子をまさかやれる日が来るなんて…
もう感動のあまり夢中になって手拍子して大盛り上がり!!!!

演奏終了後に、まだ持ってなかったアルバムを入手。

その時にu-fullさんが僕がZABADAKファンだということを吉良さんに伝えてくださって、少しだけお話できたのですが……とても緊張しました(笑)

本当に、夢のようなひと時の夜でした。
ずっとこの余韻に浸っていたい。

 

いつもお世話になっているフルート奏者、ふえ吹き野うさぎさんの
コンサート「野風と陽光のページ」に行ってきました。

野うさぎさんの曲はいつもデザインフェスタやCDのほうで演奏を
聴かせていただいているのですが
こういったカフェギャラリーでの演奏を聴くのは初めてで
いつもとは違った演奏を聴くことができました。

今回のコンサートはフルート奏者のふえ吹き野うさぎさんと
ギタリストの片山海人さんのコラボレーション。

野風と陽光のページ
今回の奏者のお二人。特別に写真撮らせていただきました(笑)

第一部はクラシックなどの有名な曲の演奏。
フルートとアコースティックギター、それぞれのソロパートの後に
セッションパートという構成でお二人の楽器の魅力をじっくり堪能。
片山さんの演奏を実際に聴くのは初めてだったのですが
ギターだけでなく歌も美声ですごかったです…

第二部は今回のおはなし「野風と陽光のページ」。
野うさぎさんの朗読を挟んでのおはなし仕立ての演奏でした。
絵本の中のような、なつかしい情景溢れるおはなし。
フルートとギターによる、時に素朴であたたかく、
時に情熱的で激しい旋律…とっても素晴らしかったです。

M3入口

先日、音楽イベント「M3」に行ってきました。
ずっと前から気になっていたのですが、なかなか行く機会がなくて…
今回念願かなってようやく足を運ぶことができました。 

これまで色々と音楽アルバムを集めてきておりましたが
インディーズ・同人系の音楽アルバムとなるとどうしてもM3でしか
入手できないものも多く、今まで欲しくても手に入らなかったアルバムも
ありましたが今回M3で念願かなって入手できたアルバムが沢山ありました、

未整理の戦利品

(未整理状態の戦利品。ちなみに一番上のはチュウニズムという音楽ゲームのサントラと餓鬼ちゃんのカラビナ。会場でアーケードプレイできたのは驚きました。


実はM3、前調べとかほとんどせずにいきなり会場に行ったので
どこにどんな方が出展されてるか把握してなかったのですが
適当に見て回っているだけでも知ってるアーティストさんが出展されてたり
民族音楽調のアルバムを出されている所も多くありで色々な発見があって
気づいたらアルバムが18枚も溜まってしまいました…
その中でも特に印象深かったアルバムを。
 

u-fullさんのアルバム

今回入手したu-fullさんのアルバム「A Girl On The Ship」と新譜の「昇り龍の目撃証言」。
会場で通りかかって新譜の龍のジャケットとアルバムタイトルに惹かれて
寄って視聴したのがこのアーティストさんを知るきっかけになりました。

「昇り龍の目撃証言」は壮大な組曲形式。
民族調の情熱的なパーカッション、アコーディオンとアコギのノスタルジックなメロディにウフルさんのコーラスが幻想的で懐かしい情景を
生み出しています。
そしてカップリングの「天の船で」は和風ニューエイジ系な雰囲気で
とても美しい曲と歌詞でした。

A Girl On The Ship」は旅情を感じさせるあたたかい情景描写、そしてウフルさんの透明感あるやわらかく美しいボーカルが本当素晴らしい。全体を通して聴いて大好きなアルバムになりました。

アルバム入手した後、いただいたペーパーを見てZABADAKの吉良さんのコメントが寄せられていて思わずブースに引き返して
「ZABADAKとコラボされてるんですか!?」と聞きに戻ってしまいました。(笑)
身に着けていた龍グッズに反応いただいて龍好きなのを見抜かれ、そのあたりもきっかけで色々とお話する機会ができたのですが
ご本人曰くZABADAKが音楽活動を始めるきっかけとなったそうで
曲を聴いていて確かに通じる物を感じました。
吉良さんがどういう方なのかについても聞くことができて
貴重なお話でした。

下調べほとんどなしにいきなり行ったM3ですが、このような素敵な出会いがあるとは思わなくて本当行ってよかったと思います。

ハルカナルトキノカナタヘ

クロノトリガー&クロノクロスのアレンジアルバム「ハルカナルトキノカナタヘ」
ついに出ましたね…リリース日に入手してからもうずっと聴いてます。
どれも懐かしく、様々な想いが交差するような素晴らしいアレンジで… 

特に1曲目のオープニング曲「時の傷痕 ~ハジマリノ 鼓動~」は
クロノクロスのエンディング曲に参加していたZABADAKによるアレンジで
とても感銘深いものがありました。
(なんて呟いてたら中の人にリツイートいただいたりして驚きましたが)

そしてあの「時の回廊」はボーカル入りのアレンジだったのですが
とても物悲しく切ない曲になっていて衝撃的でした。
アルバムタイトル曲の「ハルカナルトキノカナタヘ」 にも
時の回廊のフレーズが使われていて感動しました。

クロノクロスのサントラは3枚組でそれぞれ起、承、転とタイトルがついていて「結はないのかな…?」と長い間疑問に思っていたのですが
「ハルカナルトキノカナタヘ」のライナーノーツに「結」と
書かれていて…まさかここで完結するとは。

ページ移動

  • ページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

ユーティリティ

拍手

拍手送信

カレンダー

032024/0405
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

アーカイブ

フィードバック